なんで京安にこだわるのか?ーステージでの二人と、彼らから発せられる言葉。


こんにちは。

唐突ですが、わたしたちが京安にこだわる理由を考えてみました。結果、とにかく京安の関係性が素敵なものであるということ、それを少しでもたくさんの方に知ってほしい!!!という思いでまとめてみることにしました。
離れていてもこれだけ素晴らしいんだよ、っていうことを少しでもお伝え出来ればと思ったので、そのくらいの時期からのものを載せています。
そんな重い話じゃなくて、何この2人かわいい………!ってなるエピソードも載せたいんですけど、今回は割愛させてもらいました。またの機会に!


2012年
前年までの”京本ライン”がバラバラになって、いわゆる”バカレア組”に所属していた京本くんが発信したもの。
安井、高田、増田、アンダーソン、如恵留、岸くん、仲田へ このまえ少クラでみんなに久しぶりに会って楽しかった。だから、いつかまた『PERFECT』歌おう。」(WINKUP7月号伝言板より)
12.16のフレッシュJr.コンサートでは、みんなでやっていたロキパが忘れられない。京安が縦並びで絡むんだけど完全に二人だけ別世界。ここ1年本当に離れてた………?なにこれ……って思った。最強じゃん???????


2013年
この年のクリエは、京本くんはジャニーズJr.&noonboyz公演に、安井くんは”謎選抜”公演に出演していた。彼らはもう同じ括りには居なかった。そんな中、
5.25 安井くんがクリエに見学に来た。最後列で見ていた安井くんを、京本くんはステージへ呼んで、突然「安井と一緒に歌う!」と言い出した。安井くんも驚いていたけど、打ち合わせも無しで、2人でcareを歌い切った
詳しくはtogetterへのリンクを載せておきますので、ぜひ参照して下さい。その時のレポのみがまとめてあります。→http://togetter.com/li/511045
この行動は前代未聞だったと思うし、ましてや離れてしまった仲間となんて怒られたかもしれないし、とことん自分勝手だなって思ったけど(笑)、京本くんの中の安井くんという存在の大きさに改めて気付かされた。プラベで決して仲良いわけじゃないのに、こういうことをするのは、多分そういうことなんだろうと思った。

それを踏まえて、これまで京本くんがいつも発信していたけれど、ついに安井くん側からも。
安井「オレにとって特別な存在は京本大我。こないだ久々に『ザ少年倶楽部』で一緒のステージに立ったとき、何も言わなくてもすごい息が合ったの。お互いが自然と気持ちいい位置に動くというか、こういうのが”あうん”の呼吸なのかなって。思い返してみると、昔一緒にやってたときも大我とはそういうことがよくあったんだよね。」(POTATO6月号より)

そして京安careののちに行われた対談。
京本「今思えば、『滝沢演舞城』を見に行ったことは運命的だったのかもしれないな。」
安井「オレもそうだよ。たまたま知り合いが出てたから『〜演舞城』を見に行ったんだけど、それがきっかけで気が付けばあれよあれよという間にJr.に入っちゃったっていう。」
京本「運命だったのかな。」
安井「お互いにね。不思議!そしてあらためてオレと大我の関係性について。オレらって”仲がいい”っていう関係とはまた違うんだよな。なんて説明すればいい?」
京本「ずっと一緒に踊ってたから、呼吸が合うというか、お互いが何をやりたいか言葉にしなくても、なんとなくわかるんだよね。」
安井「そうそう。気持ち悪いくらいシンクロするの。こないだも『〜ジャニーズ銀座』で急に2人で歌うことになったんだけど、隣に立つとゾクゾクッときた。」
京本「ほかの人だとこうはならないんだよな。パートナーとして認め合ってるって感じって言うの?」
安井「うまく言えないのがもどかしいけどまあそんな感じ(笑)」(POTATO8月号より)


2014年
少クラ3.12オンエア分の、まだ涙にならない悲しみがでは、ジェシー→半増→京安 と歌パートが割り振られていて。サビを京安二人で歌っていました。サビになって彼らが出てきたとき、二人をシンメとして扱ってくれてる!!と思った。
少クラ4.9オンエア分で、京安でチェリッシュ。これ3月に録ったもので、この時期京本くん博多座で滝沢歌舞伎やってて。来ないだろうなーと思っていたら、なんと、ほぼこれだけのために。放送見てほしいんですけど(今からでも遅くない!)、歌声が本当に上手く調和していて聴いていて気持ちいいし、背中合わせのタイミングがぴったり合うの

5月、”名無し”クリエ。この年は同じ公演に出演することが出来た。そこで目にしたのは、2人っきりで、絆とPERFECTを歌う彼らの姿だった。
安井「『PERFECT』はクリエで初めてやったんだよね!」
京本「ここでね!本当はもっといてみんなでやったんだけど」
安井「『PERFECT』って、俺と大我が振り付けたんすよ。サビを半分半分で。あれオリジナルなの。」
あと出演者全員でやってたREAL DXの両手のばして触れる〜のところが京安パートで死ぬかと思った。背中合わせだし2人だけにスポットライト当たってるんだよ、最強かよ。

京本「前、クリエで俺のソロコーナーに、見学にきてた安井を急きょステージにあげて歌ったことあったよね。」
安井「アレはマジでヤバいから。急にだよ。びっくらこいたもん。」
京本「でも、背中合わせたり離れるタイミングがピッタリできるってすごくない?仕事に関しては息が合うんだよ(笑)
安井「そういえば、こないだふたりでアカペラ、練習なしでやったよね。」
京本「『絆』のサビだけ歌うことになって、本番の日の通し稽古が初ってあれはすごいよね。」
安井「俺、アカペラ自体が初めてだったのに、本番はなぜかうまくいったんだよな。アレレ、出ちゃった?天才安井が……。」
京本「こないだやった『PERFECT』はクリエ用にふたりでフリを考えたんだよ。」
安井「そういう場合、昔っから半分こ。サビの前半は大我で後半は俺が作ったよ。平等でしょ。」
京本「雰囲気が違うとダメだから、俺は安井が作ったのを盗み見てから作ったけどよかったね。」
安井「俺と大我は好きなモノが似ているから、いっしょにモノを作るのは楽な気がする。ね?」
京本「今日もスタジオに来るまでふたりで曲を聴いてきた〜。」
安井「大我がオススメの曲をよく教えてくれるからありがたい。」
京本「イヤホンでひとりで聴いててもさみしいから、みんなで聴きたいじゃん♪思ったんだけど、今度ふたりでKAT-TUNの『MOON』やりたくない?
安井「いいね。壮大な曲だから、大きな場所でやれたらいいね。みなさん待っててください♡」(ポポロ9月号より)


2015年
京本「(to安井)何年かシンメだったね。またいっしょに歌ったり踊れるように、おたがいがんばろうぜ!
安井「(to京本)俺、大我の隣に立つとなんか緊張する。そのいい緊張感の中で、またふたりで歌いたい。いつかいっしょに大きいことやろうぜ!」(Myojo1月号より)

そして2月、3〜4月に行われたガムシャラJ'sParty vol.8 & vol.9は忘れられないものとなります。
vol.8では、京安じぐいわでNaked。完全にシンメ同士の曲で、CS放送ご覧になった方は分かるだろうけどサビのシンクロ率、ダンスのシンクロ率がすごい。見てない方にもぜひ見てほしい!!!「京安 Naked」って検索すれば幾つか出てくると思います。完成度が高すぎる。このシンメ強い。
vol.9の京安萩のロキパはちょっとほんとうに死にそうでした。2012年のフレッシュJr.コンサートの絡みを思い出すような、でもその頃より色気が増していて演出も大人っぽくなっていてとってもかっこよかったなあ。歓声もすごかったです。
やはり忘れられないのが京安WITHLOVE………!本当にこの公演に入っていてよかったと心から思いました。ガキヒロが日替わりで色々演奏してて、歌舞伎メインテーマ→WITHLOVEだったんだけど、京本が飛び出てきて踊り始めて、そしたら安井くんも反対側から飛び出てきて2人で向かい合ってすごい楽しそうに踊っていて。安井くんなんか何年も出てないのに。
京本「今年踊れたぜ!」
安井「イエーイ!」
また2人で歌舞伎出られるといいね。

京本くんがガムパを通してやりだした”ロックポーズ”を、安井くんはとっても気に入っていて(笑)、この年のクリエでもやってるし(「京本がやりだしたんだよね」ってコメントつき)、今年のLove-tuneクリエでもやっていて、”Love-tuneポーズ”になったみたいです。安井くんに持ってかれたwww

安井「京本へ Rockの神様、さいこーだったわ
京本「Rocker京本の伝説は終わらない」(ポポロ6月号より)

安井「俺が困ったときに体を張って助けてくれるから。こないだも『ガムシャラ!』で進行がスムーズにいかなくてどうしよってなってたら、京本が一発芸を急にやりはじめるという。一瞬で空気が凍ったけど(笑)。」
安井「MCやらせてもらうときは、いろいろむずかしいよ。」
京本「でも自分じゃなく人を面白く出来るって、すごいことだと思うよ。」
”京安”の魅力をふたりに聞いてみると、
京本「カッコイイから(笑)
安井「そろったときの輝き(笑)
京本「いっしょにいるのがレアだから?俺たち漬物、漬けとけばおいしくなるよ
安井「またじっくり寝かす(笑)?」(ポポロ8月号より)
最初に見ていたミニバッグのほうへ一直線の京本くんを見て、「やっぱな〜、お前の考えてることはだいたいわかる(笑)」とニヤリな安井くんでした。(ポポロ8月号裏話)

京本「俺はSixTONESっていうグループができて、安井はひとりで映画やMCをがんばっていて、がんばる場所は違うけど、ジャニーズを引っ張っていけるように、お互いにがんばっていきましょう!結果を出したら、また大きいことを何かしましょう。」
安井「やっぱ”がんばれ”はとくに言わなくていい言葉かも。お前は誰かに”がんばれ”って言われなくても当たり前のように努力できる人間だから、ましてや俺が言わなくても確実にやるもんね。俺となんかやりたい…?なら、SixTONESでてっぺんとってからな!あそこはすごいメンバーだらけだから、ぶっちぎりでNO.1になったらやってやってもいいよ(笑)。」(ポポロ10月号 ポポロゆうびん配達局より)


2016年
安井「オレさ、京本のバラエティ能力って、マジ高いと思うんだけど!オレ的に”こいつすげぇ!”って思うのは、岸(優太)と京本ね!」
京本「安井はちゃんとボケを拾ってくれるから、安井との共演は安心するよ。」
安井「お〜、そう言ってもらえるとオレもうれしい。」(WINKUP2月号より)

スーベニアも、安井くんはなんと公演2日目に(!)、一人で見にきてくれていました。そののち発表された安井くんの三婆。だから何かを得ようとして来ていたのかな。お互いに高め合える彼らは素敵な関係だなあといつも思う。

そして今回のポポロシンメ大賞企画。
あうんの呼吸で、京安シンメ時代から根強い人気!
安井「(京本へ)クリエ見にきて、『俺の出る曲は?』って自分が出る大前提はやめて(笑)。」


あれほどのメンバー名を連ねています………でも大賞とりたい………!!!つまりステマです!!!!!()

京本くんと安井くんの間には、2人にしか出すことのできない空気があります。京本くんは、安井くんのことを手下だと思っている()けれど、離れてからの言動を見てわかる通りすごく信頼しています。安井くんは、京本くんのぶっとんだ言動についていけないときもあるけど(笑)、京本くんの努力には一目置いていて、刺激をもらっている。決してプライベートでも仲良しというわけではない、でもだからこそ、彼ら自身がこのように発信してきたことには意味があると思っています。あくまでビジネスパートナーとして、ホモ売りとか仲良し売りじゃない、冷めていて割り切った関係がとても好き。

少しでも、このシンメ良いかも…って思った方は他担でもぜひ投票してもらえたらな、と思います。よろしくお願いします!!!!!(大声)

シンメ大賞投票期間内にカワイイエピソードの方も更新したいー!努力します………!

『風 is a doll?』の歌詞に迫る




囲み会見で選曲について尋ねられ、「ほぼ自分で決めましたね。歌詞に意味合いがあるものを、このライブに合うものを選びました」と答えた風磨くん。(Johnny's web『風 is a doll?』囲み会見レポ参照)

その意味合いとは一体どんなものなのか、それが気になったので記事にまとめてみました。それは無理矢理な解釈では、深読みしすぎでは、と思ってもあくまで一個人の意見ですので参考程度に捉えて下さい。ただ、素晴らしい評価を受けた今回のコンサートについて、セットリストや雰囲気や選曲だけでなく、本人が考えて考え抜いたその曲の歌詞に注目するきっかけになればいいな、と思って文章にしてみました。また、和訳に関してはあくまで一例であり、必ずしも正しい訳ではありません。自己解釈とインターネットの力をお借りして書いていますので、多少は目を瞑って頂ければと。

また、解釈を行うにあたって、本人か掲げたコンサートのコンセプトについても少し触れておきます。「『風 is a Doll?』っていう挑発的な…「誰が人形だよ」っていう感じで。人形が人間になるために心を奪うっていうストーリーではあるんですけど、実は、自分もそうなんですけど、周りの友達とか若いみんなが社会に出るときに苦しむ姿だとか。例えば、(演出のナレーションのなかに8人が)ガラクタとか操り人形って表現されていた部分もありましたけど、そういう風に揶揄されている、若い子の気持ちを代弁しようと思って」

「その人形たちのサクセスストーリーじゃないですけど、みんなの背中を押せるようなライブになればいいなと思って」

(これもJohnny's web『風 is a doll?』囲み会見レポ参照)




それらをふまえて、では本題に。




「人間に遊ばれ操られていた彼らは、いずれガラクタとして捨てられていく。彼らはいつしか感情を抱き、人間になりたい、と願うようになった。女性の恋心を盗んで人間になるために、彼ら8人(風磨+安井萩谷森田樹真田半澤増田)は『風 is a doll?』という怪盗団を結成した。明日が作戦の決行日、今日はその決起集会が開かれるのだ、合言葉は『Party up!』」という英語でのエピローグから、このコンサートは始まる。



◎Party up!

Dance to tomorrow, let's start the night

いや初っ端から天才か!明日へのダンス、夜を始めよう!なんて、まさしく前夜にふさわしい。そして明日に向けて今日は騒ごうぜ!Partyだ!という気持ちにさせてくれるクラブ調のミュージック。

全て思い通りになる Don't stop! Baby! Baby!
夢が今現実になる Can't stop! Baby! Baby!
この部分は明日の作戦に向けた意気込みや自信が伝わってくるようにも思える。


◎FaKe
この曲にはまずmindまたはというフレーズが4回使われていて、さらに
絡みつくあなたの 心はほどけず
It's no give and take for me It's no fake
Get get get it…Get get get it…Get get get it enough
この部分のitは全て初めに出てくるの代名詞であると考えると、実に多く使用されていることがわかる。(そう解釈してみると、あなたの心は冗談なんかじゃない 偽りなんかじゃない 捕まえろ あなたの心を掴みたい 全て掴みたい、と和訳も成立する)
恋心を盗む(=捕まえる)彼らにとって、実にピッタリな歌詞である。FaKeでは初めに7人(増田良は負傷の為踊れないので、踊る曲には登場しない)が後ろを向いていて、その後ろ姿のシルエットが映る、という演出なのだが、その演出も含めて、「どんなに嘘を重ねられても、俺たちが恋心を盗んでやるぞ!」なんて。
また、恋心を盗もうとしているところ=女性との駆け引きという点では歌詞全体がそう言えるのではないだろうか。多分こっちの意味の方が強いよね。


U know what I want da da li da... Hoo!
俺がほしいものを知ってるんだろ?というような訳になるこの部分も、前曲同様、恋心盗むために女性と駆け引きをしているのであろう。
君の E-Motion Ur E-Motion
E-Motion(=emotion=感情)とかけられていて、前曲のに繋がる表現である。
それ以外にも歌詞の英語部分が、Party up!やFaKeと似ている表現であったり同じような単語を使っていて(party、feel、beat、burning、night等)、どちらの曲にも繋がるものがある。スタートしてから3曲、それぞれの曲同士も繋がりを持っている選曲になっている。ソロコンではソロ曲をやるのが当たり前だから、まず菊池風磨のソロ曲を2つ並べて、なんてそんな簡単な理由で組まれたセットリストでは無かったのかもしれない。


ここで心機一転、曲調も変わり、バンド形式で、自分の武器である歌声一本で音楽を届ける風磨くん。
この曲は完全なる失恋ソングである。俺に愛をくれた彼女が、いつの間にか居なくなっていた。彼女の邪魔をしてたのは俺だったのか…そんな歌詞。
前の3曲の怪盗団の勢いとはまるで違う、失恋ソングを持ってきたことに意味があった?これはWill Be All Right後の映像や、rougeを示唆する曲として用いたのだろうか。


◎Will Be All Right
仲間と繋いだ楔 やっと見えてきた光 これだけは負けない
いつまでも消えないよ あのとき誓った想い 明日へと進もう
失恋してしまった人形に対して、たとえ失敗してもいつか俺らならできる、人間になりたいってあのとき誓っただろ、なんて励ましているのかな。
また、今苦しんでいる若者に向けてのメッセージとしてもきっとこの曲を用いたのだろう。これは「友達に恥じないような生き方をしてきた」風磨くんの、仲間に対する熱い思いがこもっているような気がして、やっぱり風磨くんはアツい人間だなあと思う。


ここでまた映像が流れる。
「彼らは女性の恋心を盗むことは得意であるけれども、自分が女性の恋心を盗む前に、女性に自分自身の恋心を盗まれてしまうという失敗もする。今夜も一人の人形が仕事から帰ってきたみたいだ、彼は恋心を盗むことに成功したのだろうか?それとも、」


◎rouge
Baby, Baby, Please don't say good bye あと少しだけでいい
Baby, I just can't stop loving you どんな罰も受ける Uh
There's no competition cos you on the top
さよならなんて言わないで あと少しだけでいい
愛さずにはいられない どんな罰も受ける
比べられない だってあなたが一番だから
どこを抜粋するか迷ったくらいに(笑)、周知であるけれども、失恋ソングである。自分が女性の恋心を盗む前に、女性に自分自身の恋心を盗まれてしまった人形の悲しい心情を歌っている。ダンスというよりは、演技の部分が強くて、俺はこんなにも好きなのに…って伝わってくる演出だった。ひかりのまちよりも強い恋心。


◎It's going down
Don't lose yourself
自分自身を見失うな!
Not enough. Let it out.
Time's up. It's going down.
またまだ足りない。もっと吐き出せ!
時はきた、決行だ。
目を覚ませ、そんなんじゃ人間になれないぞ!
恋心を盗まれてしまった人形を慰めて、そして奮い立たせて、ほら、負けてられない、次の仕事にいくよ!って。まず題名からピッタリ。そしてやっぱりアツい。


◎コント
じゅりみゅ(『森田』と呼ぶと美勇人本人と混同するので)が登場して、怪盗団らしく、盗み出した宝箱を開ける。一回捌けて他のメンバーも集まって、人間になったら何したい?で盛り上がる8人。コントは日替わりで2つずつやって、「人間の世界にはカラオケってやつがあるんだけど。行ってみようぜ!」って風磨くん。


◎weeeek
初日以降追加された曲。「皆が知ってる曲で盛り上がろうぜ!」とのことだったので、そこからいきなりJumpin'upが始まった初日より、格段に楽しめる!みんなわかる!
そうやって入れてきた曲ではあるが、ここですごい偶然(?)が起こる。
明日っからまた日、月、火 ほら水木回って金、土、日曜
曲のタイトルの通り一週間を表す部分があるのだが、コント前のIt's going downの歌詞にも実は
Mondayから始まるepisode Tuesday 振り返らず Don't stop
Wednesday, Thursday, Friday... Don't lose your self
Saturday to Sunday night とどまること知らないParty night
一週間を表す部分があるのだ。何たる偶然!コント前後の曲ですら繋がる!風磨くんは天才なのかな!?!?


◎Jumpin' up
嫌なもんは 忘れりゃいい everybody jump up!! その調子
もう気にすんな 何もかも everybody jump up!!
weeeek同様、歌詞が明るくて元気が出る。これはバック担からするとお馴染みの曲だったが、普段からJr.を見てなければ結構わからない。シングル曲でもないし、まずJr.ですらすごい歌い始めたの去年とかだし。でもC&Rでファンを盛り上がらせるのは上手だな、と思った。


◎Lucky man
宝モノを探して ごっそりGet! Get! Getしようぜ!
コントの宝箱のくだりにも繋がって、いかにも怪盗団らしい歌詞。

◎MC
内容は割愛。最後に風磨くん以外は捌けて、完全なるソロステージで始まる。


◎suger and salt
I wanna feel your love
あなたの愛を感じたい。これも失恋ソング。別れたのを後悔しているような。マンションに浮かび上がる女性のシルエットを追いかける演出で、曲調といい何とも切ない。その女性にもう少しで触れそうなのに、届かない、悲しい歌。


◎Maybe
I just wanna fall in love again
Give me your love
もう一度恋に落ちたい。別の部分からは、あなたの愛をください。ここを抜粋したのは、いかにもsuger and saltと歌詞が似ていたからである。実はこれも別れたのを後悔しているような歌詞。


◎WONDER
I hope it's not the end.Cuz I don't wanna, say good bye
これが最後ではないといいな。だってお別れの言葉を言いたくないから
怒涛の失恋ソング三連発でした…曲調がすごい暗いわけでもないし、まずWONDER全編英語だし、全然分からなかった…
怪盗団たちは、ことごとく恋心を盗むことに失敗し続けてるのかな。それとも、自分たちが盗むだけ盗んで終わって、相手を失恋させていることに気付いたのだろうか。どっちの視点にしろ、きっと、恋心を盗むことはなかなか上手くいっていないようである。


◎Hello
新曲なのであまり歌詞がわからない。メモは取ったけど間違っていたら困るので…。ただ、WS(めざましテレビ)のテロップで確認することができた、
Hello! Hellooo!! Girls!!! 今声高らかに
の部分。なにこの菊池風磨感。とても明るいアップテンポな曲で、元気をくれる歌。Girlsは、ファンに向けてでもあるのかな?良い曲だなあ、と思ったので、次の機会にぜひ収録してほしい。そうしたらもう少しこの曲の意味についてもわかるかも。どっちにしろ失恋ソングの雰囲気とは正反対で、ここで怪盗団たちの気持ちに変化が起こったのかな。


◎Love is...
◎PARTY MANIACS
◎Believe
Jr.コーナーなのでここについては補足程度に。Love is...はHelloの前とはうって変わって、同じ歩幅で二人で生きていこうよ、なんて言っちゃうとても前向きな恋愛の歌。PARTY MANIACSはタイトルの通り、パーティーに夢中なんだ、なんて歌詞も。partyという単語が入っている曲は、前半でもいくつかあった通り。Believeは一体何をしているんだろう 一体何を見ているんだろう 一体何に生きているんだろう と、彷徨う若者たちの気持ちを代弁しているのかな、なんて考えれば実はJr.コーナーの曲も全てテーマに沿っていることになる。深い。


◎キング オブ 男!
夢を掴もうぜ仲間で お前のためなら死んでも良い
これは男のアツい友情と、アツい気持ちを全面に出した歌。今回のバックのJr.と一緒にやることに、きっと意味があったのだと思う。大切な大切な仲間と一緒に、全力で創り上げた公演。俺たちでやってやろうぜ!って最高のコンサートを創り上げた8人ちょうかっこいいっす。


◎SUMMARY
Grow up! Grow up! 生きてる証を刻むんだ
Believe yourself! かけがえのないこの瞬間(とき)に
アツい曲繋がりでこの順にしたのかな。でも歌詞というよりはこれに関してはやっぱり曲。SUMMARYを、3年前にTOKYO DOME CITY HALLという同じ場所でやった記憶を、思い出させてくれる彼ら。今回は本当にサークルフライングをしたわけでないけれども、もう何年も感じていなかった、TDCの夏が、多分そこにはあって。


◎Oh yeah!
「この夏、絶対忘れない!!そんな夏を、みんなと一緒に!!もっと声出せ!もっと!!!」
大サビ前の間奏でこんなこと言うんだよ、彼。SUMMARYで過去に思いを馳せているのかと思いきや、そういうことではなく。
もう一度あの日に戻るとしても 同じ路(みち)選ぶだろう
一つになれ 舞い上がれ Oh yeah! 近づいてる
ちゃんと目指す方向に近づいてるから、だから前向けよ!って言ってくれているような気がして。ひたすらアツい。キングオブ男!からここまで、夏にピッタリで、心から楽しんでいて、キラキラしていて、まさしく彼らの青春だった。タオルを回したり、客席だけに歌わせたり、サーフラ(仮)をしたり、甚平着たり、風磨くんがやりたかったことが、きっとたくさん詰まっていた。


そしてまたここで映像が入る。
「心は盗むものでも与えられるものでもなく、自分の中で生み出されるものなのだ、と人形たちは音楽を通してそれに気付いた。また朝がきて、深い眠りにつく。今度彼らに出会ったとき、彼らは人間になっているかもしれない。そのとき、止まっていた時間は再び動き出す。愛が始まるのだ」
Hello辺りから、やっぱり人形たちの気持ちには変化が起こっていたのだろう。失恋ソング続きゾーンから、心機一転、何よりキングオブ男!〜Oh yeah!のあの一体感で、歌っている側も最高だと思わないはずがなかった。
そしてここで、本編…8人の怪盗団の話は一旦終わっている。ここからは、純粋に、(人間になることができた菊池風磨のコンサート。歌で心を動かせることを知った彼の、たくさんの想いが詰まった時間。


アカペラマイク無しから始まるこの曲。
実は、前の映像の最後の締めくくりは、「愛が始まるのだ」であった。
それを皮切りに、今まで歌詞に殆ど出てこなかったという単語(愛してるを含む)が、なんと7回も登場する。
ねぇ 君は 愛の続きを ねぇ 誰としてる?
”愛してる” その言葉しか 思いつかない
未来まで届くような 愛伝えたい(愛してるよ)


『愛してる?』『うん 愛してる(*^_^*)』
『…愛してる?( ̄_ ̄;)』
愛してる うぅ…(*_*)愛してるゥ 
またしても愛してるという単語が7回登場する。面白いくらいに。人間になって、または愛してるという言葉を知った風磨くんは、という言葉をたくさん使いたくて仕方ないのかな。かわいいね。


◎リリック
明日も君に会えると願う 人はそれを愛と呼ぶのかな…
曲の最後の最後に、一回だけが使われているけれども、それはきっとの本当の意味がわかったのということであると思う。愛してる 愛してる と言えば気持ちが伝わるのだと思って伝えてきた。けどそれは言っているだけ、であって自分がきちん愛してるの感情を抱いているのかはわからなかった。でもここで気付くのである。これが愛なのかと。この一回だけのという表現にはとても大きな意味があるように思える。


◎挨拶
内容に関しては長くなってしまうので割愛。ただただ感動した。仲間や家族、そしてファンに対する想いが伝わるなんとも彼らしい挨拶だった。


◎20 -Tw/Nty-
言わずもがな仲間や家族、ファンへの感謝を20歳という節目の年に彼が書き下ろした曲である。
裏切っても 傷つけても 信じてまた愛をくれたね
手探りの愛で どんな夜も光灯して
そしてこの曲にもが登場するのだ。つまり、 ひとりぼっちのハブラシからここまで、風磨くんが今まで披露したことのある、もしくは歌声一本で届けたいと思っていた単に曲を並べたのではなく、という共通テーマに沿って選ばれた楽曲たちであった。
「Thank you for your love」
心から言えるよ ありがとう 愛してるよ
もちろんこれは仲間や家族、ファンへの想い、感謝の気持ちであるだろう。ただセットリストに沿って考えてみると、他の意味合いを持つことができる。suger and saltや、Maybeであなたの愛を感じたい、あなたの愛を下さいと歌ってた彼が、やっと報われた。愛をくれてありがとう。人間になることができた彼が、歌で心を動かす時間は、大切なことに気付かせてくれてありがとう、と感謝の言葉を述べてここで終わる


◎My Lovin' Season
夏の終わりを知らないわけじゃない 思い出も紡いでも戻れはしない
また来年集いたいなんて 毎年ながらも切なく響く
でも今はこのまま暫く 儚く舞う花びらの如く…
どう頑張っても、どうもがいてもこの夏は終わってしまう。いくら思い出しても二度とは戻れない。来年もまた皆で集まりたい、なんて言っても確証なんてない。そして同じような夏には絶対にならない。すごく儚いけれども、だからこそ、今という瞬間を大切にして、今はこのままでいよう。
だから風磨くんは、Oh yeah!で、「この夏、絶対に忘れない!」と叫んだ。もう戻れないから、その景色を目に焼き付けていた。
つなぐ手と手ほどいて 地平線 その先 新たな季節へ それぞれ
そして、夏が終わる。彼らは、そして私達も、バラバラになっていく。同じメンバーで、誰一人変わらずに、集まるなんてことはもう不可能なのだ。この先8人で歌うことはもう無いであろう。それをわかっていて精一杯楽しんだのである。時間を止めることは出来ない。
波の音も 焼けた砂も アルバムに残らないから素敵なんだ
写真に残せないものこそ、素敵なのである。今回のコンサートで言うならば、入った人にしかわからないあの一体感や熱気。8人のアツい絆。「最高だった!」と思えた私達の気持ち。他にもたくさんあると思うけれども、そういうものが素敵なんだよ、だからアルバムに残らないからって忘れないでね、ってきっと彼は伝えたかったのかな。


そして、ステージから8人が捌けて、映像が流れる。ステージ裏から楽屋裏へ、アロハシャツに着替えて、水鉄砲や浮き輪を構える。楽屋に入って、ドアが閉まると、「風 is a doll? END」と書かれていて、終了。
鳴り止まない\風磨!風磨!/というアンコールのもと、彼らはそのアロハシャツの格好で私達の前に出てきた。


◎Ho!サマー
周知の通り、夏を!ひたすらに!楽しめ!そんな曲。踊るのも楽しい。


◎言葉よりも大切なもの
確かな この夏だけは君と共に
実は夏の曲だったコレ。そしてこのフレーズが8人に当てはまりすぎてツラい。一夏の、今年の夏だけの大切な思い出。
あなたよりも大きな愛は どこにもないんだよ
そして。今回、重要なキーワードとなった単語が最後にも入っている。あなたの愛が、あなたが愛してくれることが、一番大きいことなんだよ。
だから、捌ける前の挨拶で、風磨くんは「もっとすごい菊池風磨になりますから、だから、ずっとついてきてください!!」と言った。あなたの愛を、これからもくださいと。
切りとったメロディー繰り返した 忘れないように
言葉よりも大切だから あなたに届けた
風磨くんの想いは、しっかり客席に届いていたよ。
最後に、全員で手を繋いで、「俺たちが〜?」\風 is a doll!/と叫んで。この4日間しか呼べない名前だけれど、でも確かに8人はそこにいた。


オーラスのみダブルアンコール。今までセトリに組み込まれなかったSexyZoneの曲を、最後の最後に歌うところが風磨くんらしい。
だって時間(とき)は進んでくから
やっぱりちょっと切なくなるね。


最後はやっぱり夏らしく。Hello, Hello!とか、とか、歌詞の単語としてはしっかり本編とも繋がっていて。波をつかまえてのところだけ皆できっちり揃えたり、最後の台詞のところを言ったり、大爆笑をとって最後を締めくくった風磨くん。彼らしい。
そしてもう一度、全員で手を繋いで、「俺たちが〜?」\風 is a doll!/と皆笑顔で叫んで、彼ら8人のコンサートは幕を閉じた。



以上です。長かった…そして予想以上に深かった…!風磨くんはやっぱり天才だな!?!?!?の一言に尽きました。最初から最後までテーマやコンセプトが一貫していて、ストーリー性があって、それであってジャニーズらしくガツガツ踊ったり、演技で魅せようとしたり、バンド形式で歌ったり、歌声のみで届けようとしたり、笑わせたり。エンターテイメント性に富んでいるコンサート。

楽しくない訳がない!!!

そんなコンサートを創ってくれた風磨くんをはじめとする8人には大きな拍手を届けたい。本人たちにも、ファンにとっても、忘れられないコンサートに、忘れることのない2015年夏になったと思います。


またいつか、8人の怪盗団、『風 is a doll?』に会えるといいな。